2008年04月25日

温故知新

最近昔買ったCDを引っ張り出して聞いているんだけど、その中の一枚にTHE SQUARE(現:T-SQUARE)の『R・E・S・O・R・T』というアルバムを聴いてます。

リリースは1985年。僕が11歳。
10歳離れた姉がカセットで聴いていてずっと気になってた。
僕が13歳くらいの時に世の中が一斉にレコードからCDに切り替わる。
一番最初に買ったCDは8cmシングル渡辺美里の『恋したっていいじゃない』12cmアルバムが、この『R・E・S・O・R・T』だった。

当時、CDの特許を持っていたフィリップス社とソニー社からリリースしたアーティストの12cmCDのケースは、折り曲げて取り出すタイプだったんだよね。“いつまでも変わらないキレイな音”というキャッチコピーにすごく憧れて、お金がない僕はどれを買うか的を絞って、このアルバムをようやく手にしました。

当時はフュージョンがすごく流行っていて、SQUARE派とカシオペア派と高中正義派に大きく別れていたんだけど、僕はSQUARE派。
その理由は一番POPな感じだったのと、ブラスバント出身の僕としては、ギターが主役よりもSaxやウインドシンセがメロディを奏でるSQUAREが斬新だった。

一曲目に収録されている『Omens Of Love』はそんな僕に衝撃を与える。覚えやすいメロディ。さわやかなコード進行。洗練された音楽っていう感じ。レコードだったら擦り切れてるくらい聴きまくった。

やがて、中学3年になって同居していた姉が結婚することに。
結婚式の披露宴で人生初の余興を頼まれる。その余興での演奏の為に部活(ブラスバンド)で一緒だった1コ上の先輩がキーボーディストとして率いるバンドに、ウインドシンセの奏者として加入する。
高校生バンドに一人だけ中学生。練習場所は先輩の高校の音楽室。週に2回、自転車で往復2時間の道のりを通った。

無我夢中だったけど、初めてのバンド活動がとても楽しかった。
披露宴が終わったら解散だけど、短い時間の中ブラスバンドしか知らなかった僕に新しい価値観を与えてくれた。

いよいよ、披露宴当日。父が千葉県佐倉市で酒屋を営んでいる親戚から機材運搬用のトラックを借りてきてくれた。早朝から機材をみんなで積み込んで、いざ披露宴会場へ。
余興と言えばカラオケやアコースティック編成が主流の中、フルバンドの余興は珍しい事もあって、会場のスタッフが慣れないアテンドをしてくれたっけ。ドラムセットからギターアンプなど、たくさんの機材をセッティングして、あとは本番を待つのみ。

大切な姉の新しい人生の門出なのに、僕のアタマの中は演奏の事で一杯。ラフな普段着で完全に会場の中で浮いていた気がする。

一通りの内容が終わり、司会者が僕とバンドの紹介をし始めた。心臓がドキドキ…。足が震える。

「それでは、お願いします!!」

会場の照明が暗くなって、ピンスポットが当たる。眩しくて会場が見えない。会場の人の顔が見えない分、緊張感がほぐれた。

曲目は『Omens Of Love』。

人生初ステージは、ただただ無我夢中。終わった後の拍手がすごくココロに残ってる。達成感と寂しさと姉の喜ぶ姿。今でも忘れられない。


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そんな事を思い出しながら、このアルバムを聴きました。
音楽ってすごいよね♪



posted by いとぅーだいすけ at 12:35| 日記